2007年10月18日

走ることについて語るときに僕の語ること


走ることについて語るときに僕の語ること
著者名:村上春樹(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.10
ISBN :9784163695808


 今日、書店で村上春樹氏に関する、最近出版された評論本を立ち読みした。現存する日本の作家で、これほど次々と評論本が出る人も珍しい。しかし、昔一度だけ真剣に評論本というか分析本を読んでみたことがあるのだが、「こんなもん読んでもしょーがねーな」というのが率直な感想である。以来、小説家やその作品に関する評論は立ち読みの拾い読み以外では読まないことにしてる。

 そんなヒマがあったら、その小説家の作品を読んだ方が話が早いし、礼賛であれ批判であれ、一般の方のブログなどの方がよっぽど参考になって楽しい。

 今回の評論本も、拾い読みの斜め読みではあるが、その感想は「わかってねーな」である。小説を分析的に読んでも仕方がない。面白いか、面白くないかが全てなのだ。


1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。
(「BOOK」データベースより)


 村上氏の小説もエッセイも全く読まない人の村上像ってどんなもんだろう?

 そういう方には意外かも知れないが、ハルキストなら先刻ご承知の通り、実はかなりの「肉体派」(・・・っていう呼称はご本人に苦笑されそう・・・^^;)なのである。昔の紀行系エッセイなんかを読んでも、かなりワイルド?な行動派だ。

 この人の作品にはダークな色合いも強いが、その世界が健康な肉体と健康的な生活に支えられたものであることが、本書を読むと改めてよく分かるし、(うまく説明はできないが)なぜ海外でも広く受け入れられるのか、時に評論家に酷評されながらも、一過性の流行文学ではなく、長い間売れ続けるのか分かる気がする。

 結局、その辺の作家や評論家とは創作との関わり方に違いがあるのだ。

 早く次の小説を読みたい。


 で、次は『太陽の塔』(森見登美彦・著/新潮文庫)。
posted by ふくちゃん at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ

2006年12月21日

ひとつ、村上さんでやってみるか


「ひとつ、村上さんでやってみるか」
著者名:村上春樹(著)
     安西水丸(画)
出版社:朝日新聞社出版局
出版年:2006.11
ISBN :4022723300


 19日の投稿で、次は『ダウン・ツ・ヘヴン』を読むと書いて、事実今読んでいるのだが、先にこちらを読み終わったので記録。

 11月20日頃から、家でちょこちょこ読んでいた(『カラ兄1』の記事参照)。

 まあ、一気に読むようなタイプの本ではない。また、当ブログでは、一応エッセイにカテゴライズしたが、厳密には少し違う(と思う)。

 村上春樹氏の期間限定サイト「村上朝日堂」に寄せられた全国老若男女ハルキストからの質問メールと村上さんの返答メール(!)を1冊にまとめたもので、『そうだ、村上さんに聞いてみよう』(赤本)、『これだけは村上さんに言っておこう』(青本)に続く、読者との交流本第3弾である。

 読者からのメールは楽しく笑えるクダラナイ(←ホメてる)ものから、重たいものまで。村上さんの返事メールも軽妙洒脱なものから真剣なものまで。

 楽しい。

 でも、ハルキスト以外には楽しめないような気もする。

 でも、「村上春樹(の小説)なんて嫌いだ!」という人も、これ読むと好きになるかも、という気もする。

 僕も過去にメールを出したことがあるのだが、残念ながら返事は来なかった。まあ、返事がもらえる人の方が圧倒的に少ないはずだが。

 だけど、中にはこのシリーズを通じて数回返事をもらっている方もいて、とてもとてもとても(以下無限に繰り返し)・・・羨ましい! 
posted by ふくちゃん at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ