2008年12月22日

居眠り磐音江戸双紙 夏燕ノ道/驟雨ノ町


居眠り磐音 江戸双紙 夏燕ノ道
著者名:佐伯泰英(著)
出版社:双葉社
出版年:2005.09
ISBN :9784575662177


 結局、また2冊続けて読んだのであった・・・。

 第14巻『夏燕ノ道』では、磐音はなんと徳川家治の日光社参に随行する。江戸幕府・諸大名を挙げての大イベントだが、もはや武士に金は無い。

 ということで、磐音が後見を務める江戸一番の両替商・今津屋を中心とした商人衆が金銭面を取り仕切る。

 今津屋の老分(番頭)・由蔵をサポートすべく、磐音も付いていくことになるわけだ。

 さらに、家治の意向で世継ぎの家基もお忍び&別ルートで日光へ向かうが、田沼意次が送り出した雑賀衆(忍者)がその命を付け狙う。暗殺団と対決するは、もちろん坂崎磐音。

 面妖な忍術と居眠り剣法の対決。一介の素浪人なのに、家治に名を知られ、家基と親しくなる磐音。もう、安物・トンデモ・破天荒TV時代劇も真っ青(笑)の展開。

 いいの、いいの。楽しめば。

 第15巻『驟雨ノ町』では、今津屋の今小町・おこんと磐音の恋仲が進展、結婚に近付く。もう最初からこうなると誰もが分かっているのに、ようやくである。

 こんなプラトニックな純愛(って、書くのも気恥ずかしいが)は、もはや現代小説では成り立たない。時代小説って、いいなぁ。

 ちなみに、僕の頭の中のおこんは、NHKのドラマそのままに中越典子である。で、磐音は山本耕史ではない(笑)。現実にピッタリくる人はいないが、あえて言うなら、若い頃の京本政樹をもう少しソフトにした感じか(なんだ、それは)。


 次は、『白の鳥と黒の鳥』(いしいしんじ・著/角川文庫)か、『反貧困 「すべり台社会」からの脱出』(湯浅誠・著/岩波新書)か、『このミステリがすごい!2009年版』(宝島社)。
posted by ふくちゃん at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説
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