2008年11月27日

うそうそ


うそうそ
著者名:畠中恵(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.11
ISBN :9784101461250


 好きなシリーズだったが、前作『おまけのこ』に対しては辛口の評価をつけた。

 さて、今作はどうか・・・。期待と不安の読書。


・内容
若だんな、生まれて初めて旅に出る!相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、宿では侍たちにさらわれて、山では天狗に襲撃される災難続き。しかも箱根の山神の怒りが原因らしい奇妙な地震も頻発し―。若だんなは無事に帰れるの?妖たちも大活躍の「しゃばけ」シリーズ第5弾は、待望の長編です。
(「BOOK」データベースより)


 結論から言うと、『おまけのこ』よりは良かった。まあまあの出来だと思う(上から目線)。若だんなが初めて江戸を離れる。初めて妖の手代たちと離れる。そして、アクション。過去4作とは目先を変えたことが成功している。

 ただ、やはり初めて『しゃばけ』に出会ったときの驚きや楽しさと比較すると、マンネリ感は拭えない。

 偉大なるマンネリとも言うべき作品は数多いが、なまじ出会いが新鮮だったせいか、このシリーズに対する評価は、正直下がり気味。

 とりわけ、登場人物がそれぞれなかなかに魅力的なキャラでありながら、シリーズを通して変化や成長がほとんど無いのが気になるのであった・・・。


 次は、『日暮らし(上・中・下)』(宮部みゆき・著/講談社文庫)。
posted by ふくちゃん at 21:53| Comment(2) | TrackBack(0) | ファンタジー・幻想文学
この記事へのコメント
こんにちは。
畠中恵さんの作品をできるだけ読んでいるのですが、どうも「しゃばけ」以外はぱっとしないですね。「うそうそ」程度にマシなのはあるのですが、どうもねぇ…
立て続けに発刊しているスケジュールも出版社が売れるから出している感が強いのもちょっと…
畠中さんが潰れなければいいのですがと心配しています。
Posted by kinkacho at 2008年11月28日 08:58
>kinkachoさん。
僕は畠中さんの作品は、このシリーズ以外では現代モノのミステリを1つ読んだだけです。
それもイマイチでしたが・・・。
Posted by ふくちゃん at 2008年11月28日 22:04
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