2008年10月25日

三国志 第二巻


三国志 第2巻
著者名:宮城谷昌光(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.10
ISBN :9784167259228


 ようやく曹操、劉備、孫堅が登場(孫権はまだ)。まあ、まだ脇役という雰囲気だが・・・。


・内容
徳政を目指した順帝も急逝し、後漢王朝は外戚と宦官による腐敗を深めてゆく。そのような永寿元年(西暦155年)に、曹操は生まれた。続いて孫堅・劉備が。30年後、宗教組織・太平道の信者を核に36万人が黄巾の叛乱に応じた時、曹操と孫堅は討伐軍に参加、劉備は学問を諦めて無類集団の中心となっていた。
(「BOOK」データベースより)


 第一巻といい、第二巻といい・・・。

 これでもか、これでもか、と繰り返される王朝の愚かなる歴史。

 暗愚な皇帝(順帝を除く)。

 私利私欲に走り、己が栄華のために皇帝を取り込むべく対立する、宦官(去勢された側近)と外戚(皇后の親族)。

 真の賢臣・忠臣は、正しいがゆえに駆逐・誅殺され、民の苦しみは省みられない。

 絶対的な権力というものが如何に人を腐敗させるか・・・人は替わっても犯す過ちはいつも同じ。

 にしても、やたら大勢の人が登場するが、どれもこれも書き割りみたいで、血肉が感じられない。だから、頭の中にスッと染み入ってこない。まあ、ここまでは仕方がないか。

 董卓も出てきたし、次からは曹操・呂布・袁紹・袁術・孫堅・孫索・孫権・・・多くの武将たちを宮城谷氏がどう描くか、楽しめるだろうか?

 ところで、映画『レッドクリフ』効果であろう、吉川英治版三国志も新装刊でずらりと書店に登場。でも、立ち読みした感じでは、あんまり好みに合いそうにない・・・。


 次は、『灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6』(石田衣良・著/文春文庫)。
posted by ふくちゃん at 20:20| Comment(2) | TrackBack(1) | 歴史・時代小説
この記事へのコメント
コメントありがとうございました。
 二巻の感想もトラバさせていただきました。
 いやぁ、本当に進まないんですよねぇ。この話は。
Posted by 樽井 at 2008年10月26日 02:23
>樽井さん。
北方三国志では第1巻の途中で董卓の名前が登場しますもんね。
エライ違いです(笑)。
Posted by ふくちゃん at 2008年10月26日 21:13
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「三国志」第二巻 宮城谷昌光著
Excerpt:  どうしていまひとつこの宮城谷三国志に乗れないのだろうと思いつつ文庫発売にあわせて読み返している宮城谷三国志の第二巻レビューです。  さて。二巻に関しても、前巻同様に展開がものすごく重いということに
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