2008年09月07日

銀河英雄伝説10落日篇


銀河英雄伝説 10 落日篇
著者名:田中芳樹(著)
出版社:東京創元社
出版年:2008.08
ISBN :9784488725105


 “君主の堕落は、不快な情報を遮断して悦楽にふけるところからはじまることは、歴史が教えることだ。「そのような話、予は聞きとうない」とは、亡国の君主がかならず口にすることである。”

 銀英伝本編10巻、これにて完結。あとは外伝5巻(だったっけ?)の刊行を待つのみ。


・内容
腹心の部下ヒルダを皇妃に迎え、世継ぎの誕生を待つばかりとなったラインハルト。旧同盟領に潜む地球教残党のテロ、元自治領主の暗躍、度重なる病の兆候など懸念は尽きないが、数々の苦難を経て、新王朝はようやく安泰を迎えたかに見えた。一方、“魔術師ヤン”の後継者ユリアンは、共和政府自らが仕掛ける最初にして最後の戦いを決断する。銀河英雄叙事詩の正伝、堂々の完結。
(「BOOK」データベースより)


 しかし、主人公2人(ヤン・ウェンリーとラインハルト・ローエングラム)が片や途中で、片や最後に、こんな風になるなんて・・・。いや、それだけじゃない。キルヒアイスやロイエンタールといった人気キャラも。

 北方水滸伝に比べれば大人しいとはいえ、ある意味、それ以上に大胆だ。

 って、訳の分からない話で恐縮至極。

 この第10巻もそれなりに楽しめるけど、やっぱりヤンとラインハルトの一大決戦をもう一度見たかった。どこかエンジンの回転数が落ちてくるというか、マグマが冷え固まってくるというか、ややテンションが下がってくる(あくまでピーク時に比べてということだが)のが寂しい。

 アニメのDVDセットにも食指が動きそうになるのだが、いかんせん高いので・・・。

 ところで余談だが、北方氏。三国志、水滸伝、続水滸ときて、『史記』に挑戦しているとは!文庫になるのはかなり先だろうけど楽しみ。

銀河英雄伝説1黎明篇
銀河英雄伝説2野望篇
銀河英雄伝説3雌伏篇
銀河英雄伝説4策謀篇
銀河英雄伝説5風雲篇
銀河英雄伝説6飛翔篇
銀河英雄伝説7怒涛篇
銀河英雄伝説8乱離篇
銀河英雄伝説9回天篇


 次は『信長の棺(上・下)』(加藤廣・著/文春文庫)。
posted by ふくちゃん at 22:02| Comment(5) | TrackBack(0) | SF
この記事へのコメント
こんばんは。
 最近はPCの調子が悪いのか、ときどきカキコが飛んでしまうのですが、今日は無事大丈夫かな?
 銀河英雄伝説、やっぱりなんだかんだいって、ヤンとラインハルトの知力を尽くした大決戦を最後にもう一度見たかったですね。きちんと受け継がれるものはそれぞれの部下たちに引き継がれていますが、やはり、そこは二人の戦いが見たかったですよね。
Posted by 樽井 at 2008年09月07日 22:32
ごめんなさい。
 二重投稿になっちゃっていますね。一つ消して下さい。すいません。
Posted by 樽井 at 2008年09月09日 22:53
>樽井さん。
ひとつ削除させて頂きました。
2重コメント、2重TB、よくあることでございます(^^)。
脇役も魅力的ですが、やはりヤンとラインハルトあっての銀英伝ですね。
Posted by ふくちゃん at 2008年09月10日 23:15
紆余曲折の文庫が完結しましたか…
新書版があるので購入はしませんでした。
北方氏は「史記武帝伝」でしたか?
司馬遷の「史記」武帝伝は読みましたが(東洋史専攻だったので)…あれを小説にするとどうなるのでしょうか?
史記は漢文のせいもあってドライなのですが、北方作品はウェットだからなあと思ってしまいます。
Posted by kinkacho at 2008年09月11日 17:19
>kinkachoさん。
北方版「史記」の第1巻は「武帝」伝だったと思います。果たして全何巻になるんでしょうか。
ウェット・・・確かにそうかも知れませんが、北方中国史小説のあの熱さ(暑苦しさ?)が結構好きです。
Posted by ふくちゃん at 2008年09月11日 23:53
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