2008年07月09日

心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの


心霊探偵八雲 2
著者名:神永学(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.06
ISBN :9784043887026


 う〜ん。


・内容
恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、死者の魂を見ることができる八雲のもとを再び訪れる。しかし、八雲は相変わらずのつれない態度。そんなとき、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。晴香も巻き込まれ、絶対絶命の危機に!?幽霊騒動と誘拐事件―複雑に絡み合う謎を、八雲は解きほぐすことができるのか、そして晴香の運命は!?驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第2弾。
(「BOOK」データベースより)


 人称の問題はちゃんとしてもらいたい。 小説作法の基礎だろう。

 「石田は〜」「石田が〜」と3人称(神の視点)で書かれた地の文の中に、突然「私は〜」と1人称の地の文が混入してくる。しかも、頻繁に。

 文庫化にあたってせっかく加筆・修正しているんだから、作者はもちろん編集者・校閲者は気をつけないと。

 あと、31ページに「上流から流されてきたらしく、彼女の身体には、細かい傷が無数にあった。」ということを事実として地の文に書いてあるのに、332ページでは「もし、上流から流されてきたのであれば、亜矢香ちゃんの遺体には無数の傷がついていたはずです。しかし、それは無かった。」と八雲に語らせている(実際には確かに上流から流されてきていない)のは、矛盾だと思うが。こちらの読み取り方がおかしいのか?

 で、ヒロイン小沢晴香が単独行動で危機一髪!のところへ、八雲が駆けつける・・・というクライマックスは2作目にして早くもワンパターン!?

 と、散々文句を言いつつ。

 次の巻(「闇の先にある光」9/25刊)も読む予定。

 嫌いじゃないんだな(笑)。


 次は、『対話篇』(金城一紀・著/新潮文庫)。
posted by ふくちゃん at 21:49| Comment(4) | TrackBack(0) | ミステリ
この記事へのコメント
 こんにちは。
 それだけツッコミながら次も読むなんていうのは、それだけ面白いんでしょうね〜、気になってきました。
Posted by 樽井 at 2008年07月10日 18:59
>樽井さん。
そこまで面白いかと言われると・・・。
自信がありません(笑)。
Posted by ふくちゃん at 2008年07月10日 22:26
まぁまぁ。欠点があっても面白い作品とかはありますからねぇ。恩田さんの作品でも、そうした文章というよりは事実関係のミスがあったりはするようですし。
 たしか、会話シーンでなぜだかで登場人物がケーキを食べており、それからしばらくした文章でケーキを誰かが取り出してきてみんなで食べ始めるとかいような、、、前後が入れ替わったようなイージーミスが見逃されたりしていたようです。
 まぁ、ミステリーだとまずすぎるかも知れませんが。
Posted by 樽井 at 2008年07月10日 23:55
>樽井さん。
はぁはぁ。恩田さんの作品でそんなのあったんですね。覚えがないなぁ(笑)。
八雲シリーズに関しては、登場人物たちの会話がわりと好きなんです。
それと、中・高生や大学生を主役に据えた作品が、なぜか好きなんですね。単なるノスタルジーですが。
Posted by ふくちゃん at 2008年07月11日 23:41
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。