孤独のグルメ 新装版 著者名:久住昌之(原著)
谷口ジロー(画)
出版社:扶桑社
出版年:2008.04
ISBN :9784594056445
久々に画像がないぞ。
『空の中』はまだ読み終わっていないが、先にこちら。
新聞か何かで見て、興味があって、本屋でちょっと立ち読みして。買おうかなぁ・・・と思っていたら、ある人が貸してくれた。直ぐに読み終わった。
原作者の久住昌幸も、作画の谷口ジローも何となく昔から(多分高校生頃から)知っていたが、ちゃんとまとまった形で読むのは初めて。
まず、収録された作品の全タイトルを見てもらいたい。
第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
第2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
第3話 東京都台東区浅草の豆かん
第4話 東京都北区赤羽の鰻丼
第5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ
第7話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第8話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼き肉
第9話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼
第10話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食
第11話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
第12話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第13話 東京都新宿区神宮球場のウィンナー・カレー
第14話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第16話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第17話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
第18話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子
特別編 東京都内某病院のカレイの煮付け
第1話〜第18話は1997年に扶桑社から刊行(2000年に扶桑社文庫)、特別編は今回の新装版発売に伴う書き下ろしであるが、いずれも有名店でもなければ、高級料理でもない、庶民的なラインナップ(“豆かん”は知らん)。
ウンチクなし。腹を空かせた輸入雑貨個人貿易商の独身中年・井之頭五郎が、通りすがり(だけじゃないが)のお店、お洒落でもなんでもないフツーのお店に入ってただメシを食うだけの1話8ページの物語。
この何気なさがとても良い。
行列に並ぶのが嫌い(僕とおんなじ)。売り切れだったり品切れだったり季節限定だったりで、なぜかいちばん食べたいメニューにありつけないことが多い。ついつい頼みすぎる。旨そうにガツガツ食べる。
そんな井之頭五郎の何気ない食事風景がとても幸せに思えるのだった。
巻末に、原作者・作画者と作品のファンという作家の川上弘美の対談あり。
次は『空の中』か、『散歩もの』(久住昌之・原作/谷口ジロー・作画/フリースタイル)。

