クドリャフカの順番 著者名:米澤穂信(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.05
ISBN :9784044271039
人が死なない安心印の青春ミステリ、古典部シリーズ。しかし、楽しく爽やか・・・というよりは、毎回かすかなほろ苦さを感じさせるのが特徴である。明るい中にも屈折した思春期心理。青春の影。違うか(^^)。
・内容
待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。
(「BOOK」データベースより)
「10の部活から10の品」を盗む連続窃盗犯「十文字」の狙いと正体とは?その第1ヒントが隠されているのは作中に示された「文化祭のしおり」。描かれざる漫画『クドリャフカの順番』原作者のペンネーム「安心院鐸玻(AJIMUTAKUHA)」に隠されたある名前(おっと)・・・。
折木奉太郎の視点で語られるパートはスペードの1、スペードの2・・・、千反田えるのパートはハートの1、ハートの2・・・、福部里志のパートはクローバーの1、クローバーの2・・・、伊原摩耶花のパートはダイヤの1、ダイヤの2・・・。
という記号と数字を利用した古典部メンバー4人による多視点記述。そこに秘められたささやかな仕掛け(というほどのことでもないのだが)も楽しかった。上手く説明できないが、こんな単純なことに気付かない自分と、まんまとすっとぼけた米澤氏に思わずニヤッ。って意味不明だなぁ・・・読んでない人には。
次は、『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』(田中啓文・著/集英社文庫)。


ミステリって読んでいくうちに登場人物たちに愛着が湧いちゃって、うわ死んじゃった…とかこの人が犯人だったんだ…ってショックを受けることが多いですよね。
このシリーズにはそれがなくて、どこかほのぼのしていて、交流の暖かさがあり、安心して読めるシリーズですっかりはまってしまいました。
・・・たまに苦味もありますが。。。
それにしても神高の文化祭ってばすごく楽しそう!一般で良いので参加してみたいです。
体育祭に文化祭に学園祭。
祭といえば燃えるタイプだったので、僕も神高の文化祭にも参加したいです。