2008年06月04日

夜市


夜市
著者名:恒川光太郎(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.05
ISBN :9784043892013


 角川ホラー文庫レーベルではあるが、ホラーというよりファンタジーの手触り。血が飛ぶわけでもないし、怖い話でもない。


・内容
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた―。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)


 表題作の『夜市』も、この世のものならぬ者たちが行き交う街道世界を描く『風の古道』も、現世を生きる少年と異界との微かな接触、しかし決して後戻りできない出会いと別れが郷愁を誘う。

 ただ、世評で絶賛されているほど素晴らしいとは思わなかった。美しくはあるけど、ちょっと物足りない気がした。もう少し妖しさがあってもいいんじゃないか。

 要求し過ぎかも知れんけど。


 次は『さまよう刃』(東野圭吾・著/角川文庫)。
posted by ふくちゃん at 13:06| Comment(2) | TrackBack(2) | ファンタジー・幻想文学
この記事へのコメント
TBさせていただきました。
自分も物足りない印象がありましたが、状況設定は申し分ない小説でした。
Posted by 雪になあれ at 2008年06月04日 23:10
>雪になあれさん。
TB&コメントありがとうございました。
世界設定は良かったですね。
無駄にごちゃごちゃ説明しないところが良いですし、『夜市』と『風の古道』の世界が地続きなのも良いです。
Posted by ふくちゃん at 2008年06月04日 23:37
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夜市 恒川光太郎
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Weblog: 雪になあれ
Tracked: 2008-06-04 23:07

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Tracked: 2008-09-10 01:47