2008年06月02日

優しい音楽


優しい音楽
著者名:瀬尾まいこ(著)
出版社:双葉社
出版年:2008.04
ISBN :9784575511932


 カテゴライズ不能。瀬尾ワールドとしか言いようが無い。好きだなぁ〜。

『優しい音楽』
永居タケルは、ある日突然、鈴木千波に声をかけられる。ナンパ?特にイケメンでもないのに。毎朝、駅で顔を合わせるたびに、彼女は近寄ってくる。いつしか、タケルは千波を好きになり、告白する。キョトンとする千波。向こうは別にタケルに惚れていたわけではないらしい。だが、彼女は『永居さんと確実に一緒にいる』ために、付き合うことを了承する。徐々に本当の恋人らしくなる2人。ところが、千波はタケルが彼女の実家を訪れることだけは頑なに拒否する。なぜ・・・?

『タイムラグ』
私は都合のいい女。会社の同僚・平太とは不倫関係。奥さんと2人で旅行に行く彼から8歳の子供を預かることになってしまう。心ならずも子守りの1日・・・のはずが、心が通い出して・・・。

『がらくた効果』
ある日、妻のはな子が元大学教授のホームレス佐々木さんを拾ってきた。バツイチで穏やかで紳士的で、古風な知識に通じた佐々木さん。この闖入者が、少々倦怠期気味の夫婦にもたらした効果とは・・・。

 読む者をアッという間に物語世界に誘う不可思議な導入部。奇妙にズレた会話。やがて辿り着く、寂しくも優しい気持ち。

 ええで。

 瀬尾まいこは天才?


 次は『夜市』(恒川孝太郎・著/角川ホラー文庫)。
posted by ふくちゃん at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | その他
この記事へのコメント
たまたまながら、今日同じ瀬尾さんの本を読みました。
 「天国にはまだ遠く」という本ですが、こちらも良かったですよぉ。瀬尾さんの本は、ほんとうに独特な瀬尾ワールド全開ですよね。また、そのずれかたが心地いいです。
Posted by 樽井 at 2008年06月06日 00:24
>樽井さん。
瀬尾さん、良いですね。
これまでに『幸福な食卓』『卵の緒』を読みましたが、いずれも気に入りました。『天国にはまだ遠く』もいずれ読むつもりです。
Posted by ふくちゃん at 2008年06月08日 14:40
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