優しい音楽 著者名:瀬尾まいこ(著)
出版社:双葉社
出版年:2008.04
ISBN :9784575511932
カテゴライズ不能。瀬尾ワールドとしか言いようが無い。好きだなぁ〜。
『優しい音楽』
永居タケルは、ある日突然、鈴木千波に声をかけられる。ナンパ?特にイケメンでもないのに。毎朝、駅で顔を合わせるたびに、彼女は近寄ってくる。いつしか、タケルは千波を好きになり、告白する。キョトンとする千波。向こうは別にタケルに惚れていたわけではないらしい。だが、彼女は『永居さんと確実に一緒にいる』ために、付き合うことを了承する。徐々に本当の恋人らしくなる2人。ところが、千波はタケルが彼女の実家を訪れることだけは頑なに拒否する。なぜ・・・?
『タイムラグ』
私は都合のいい女。会社の同僚・平太とは不倫関係。奥さんと2人で旅行に行く彼から8歳の子供を預かることになってしまう。心ならずも子守りの1日・・・のはずが、心が通い出して・・・。
『がらくた効果』
ある日、妻のはな子が元大学教授のホームレス佐々木さんを拾ってきた。バツイチで穏やかで紳士的で、古風な知識に通じた佐々木さん。この闖入者が、少々倦怠期気味の夫婦にもたらした効果とは・・・。
読む者をアッという間に物語世界に誘う不可思議な導入部。奇妙にズレた会話。やがて辿り着く、寂しくも優しい気持ち。
ええで。
瀬尾まいこは天才?
次は『夜市』(恒川孝太郎・著/角川ホラー文庫)。


「天国にはまだ遠く」という本ですが、こちらも良かったですよぉ。瀬尾さんの本は、ほんとうに独特な瀬尾ワールド全開ですよね。また、そのずれかたが心地いいです。
瀬尾さん、良いですね。
これまでに『幸福な食卓』『卵の緒』を読みましたが、いずれも気に入りました。『天国にはまだ遠く』もいずれ読むつもりです。