蒲公英草紙
著者名:恩田陸(著)
出版社:集英社
出版年:2008.05
ISBN :9784087462944
実は5月25日に引っ越した。
その準備で忙しく、PCになかなか向かえず、新居でのネット接続工事も結局今日になってしまい・・・。
ご無沙汰でした。
読み終わった本が溜まってしまったので、毎日(?)簡単に振り返ろう。
・内容
青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。
(「BOOK」データベースより)
『光の帝国』『エンドゲーム』に続く常野(とこの)シリーズ第3弾。予知、千里眼、長命・・・超常的な力を持つゆえに、定住せず、群れず、権力を求めず、密やかに穏やかに生きる常野一族。『光の帝国』は常野一族の様々な人を描いた短篇集(だったっけ?)、『エンドゲーム』は確かちょっと怖い長編(多分そうだった)。
で、この『蒲公英草紙』は、今はもう戻らない古き良き時代を、端正な日本語で振り返るノスタルジックな物語。
超能力者が出てくるとはいっても地味というか静かなストーリーだが、不思議に美しく、切なく、懐かしく、もの哀しい。
理路整然と納得させてくれる物語を求める人には向かんかなぁ・・・。
次は『優しい音楽』(瀬尾まいこ・著/双葉文庫)。


本をたくさんもっている人の引っ越しって自分もそうだけれど大変だよなぁといつも思います。
先日自分もこの本を読んだのですが、すごくノスタルジックで心に沁みました。あとでトラバはらせていただきます。
引越は本当に大変でした。
自分と蔵書を呪いました(笑)。
この作品、常野シリーズではいちばん気に入りました。