2008年05月13日

居眠り磐音 江戸双紙 遠霞ノ峠/朝虹ノ島


居眠り磐音 江戸双紙 遠霞ノ峠
著者名:佐伯泰英(著)
出版社:双葉社
出版年:2004.05
ISBN :9784575661705


 最近の新刊本の中に読みたい本があまり無かったので、2冊続けて読む。

 今回も大小様々な事件があり、江戸の暮らしがある。

 博徒の権造一家の代貸し・五郎造との青梅・秩父への旅があり、江戸最大手の両替商・今津屋との熱海への旅がある。

 もちろん磐音は、旅先でも事件に巻き込まれ、チャンチャンバラバラ、八面六臂の大活躍であることは言うまでもない。

 これらの巻あたりまで来ると、レギュラー陣はいずれもキャラがしっかり立ち、実に活き活き躍動しており、非常に楽しい。

 例えば用心棒として熱海に同行する友人・品川柳次郎と竹村武左衛門。2人とも浪人者の磐音とは違い、歴とした御家人であるが、当時の世相に漏れずド貧乏。母と2人暮らしの柳次郎は、内職暮らしに飽き飽きしているものの真面目で誠実、母思いの友思いで、正義感も強い。一方、妻と幼い子供たちを抱える武左衛門は、酒好きの怠け者の横着者(笑)。

 今回も高い給金で雇われながら、道中の酒を禁止されて、不満たらたら。ダメダメの武左衛門には読んでいてムッとすることもあるが(笑)、どこか憎めない。もちろん、彼の給金は酒に消えぬよう、柳次郎が受け取り、武左衛門の妻に直接渡すのであった(笑)。

 大勢の登場人物が織りなす、互いを思いあう人間関係もこのシリーズの大きな魅力だな。レギュラー陣にはみんな幸せになってもらいたいなぁ、などと、ついつい感情移入しながら読むのであった。


 やっとリアルタイムの読書に追いついた!只今『ベルカ、吠えないのか?』(古川日出男・著/文春文庫)を読破中。
posted by ふくちゃん at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。