きいろいゾウ 著者名:西加奈子(著)
出版社:小学館
出版年:2008.03
ISBN :9784094082517
この作品を純文学にカテゴライズすることには異論もあろう(笑)。
・内容
夫の名は武辜歩、妻の名は妻利愛子。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、田舎にやってきたところから物語は始まる。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった―。
(「BOOK」データベースより)
前半部、この人、マジ天才と思ったわ。
この伸びやかで、あっけらかんとして、ユーモアが滲み出る文体はいったい何や!?
読んでて幸せだった。
初読みで、いい人に巡りあえたわぁ〜てな感じで。
ただ、物語が動き出すと転調してしまう。“純文学”っぽい感じ(少々ハルキもどき?)の平凡な小説になってしまった。ちょっと観念的に過ぎるというか。
最後にまた元の調子に戻るんやけどね。
でも。前半部だけでも読む価値あり。
他の作品も読んでみよ。
次は『銀河英雄伝説8乱離篇』(田中芳樹・著/創元SF文庫)。


ふくちゃんさん、もう一つブログを持っておられたのですね。
それにしてもすごい読書量!尊敬してしまいます。
「きいろいゾウ」、前半は私も大好きでした。あの独特のまったりした、
でもセンスの良い雰囲気は読んでいてとても心地よかったですね。
そしてやっぱり途中からハルキもどきに転調してましたよね^^;
私の場合はそういう本ばかり選んでしまうところがあるので、「またか!」と
いう思いだったのですが、ふくちゃんさんの記事を読んでやっぱり、と納得でした。
ああいうテーマはやっぱり村上春樹が一番ですね。
他の作品もまた読んでみようかなと思います。
風呂、トイレ、電車、喫茶店、昼ごはんをオーダーして待っている間。
1人で居て、5分以上ヒマがあるときは。ほぼ100%何か読んでます(笑)。