自分の感受性くらい 新装版 著者名:茨木のり子(著)
出版社:花神社
出版年:2005.05
ISBN :9784760218158
詩集なんて久し振りに買った。
表題作の『自分の感受性くらい』。
この素晴らしい一編の詩を手元に置いておきたい。
ただ、その理由だけで。
全文を引用して紹介したいところだが、著作権法上、問題がある。なので自粛するが、ぜひ一度立ち読みすることをお勧めしたい。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
という冒頭から、最後までシンプルで無駄のない、力強い言葉が胸に突き刺さる。
いくじなしは いくじなしのままでいいの
泣きたきゃ 泣けよ
意気地なしの勁さを貫くことのほうが
この国では はるかに難しいんだから
(『夏の声』より)
とか、他の詩も良いが(『知命』という詩が先日金八先生の授業シーンで使われていた)、やっぱり『自分の感受性くらい』が、断トツで最高である。
もうひとつ有名な『倚りかからず』も手元に置いておきたいな。
次は『PLUTO(5)』(浦沢直樹・著/小学館ビッグコミックス)。

