2007年09月24日

キラレ×キラレ


キラレ×キラレ
著者名:森博嗣(著)
出版社:講談社
出版年:2007.09
ISBN :9784061825550


 『カラ兄』同様、森氏の作品は会話中心で進んでいく。しかし、文字数の密度は圧倒的に薄いので、すぐに読み終わる。

 貶しているわけじゃないよ。

 この人の紡ぎ出す会話、好きなんだなぁ。クセになる。ミステリとしてどうのこうのよりも、それを読むのがもはや楽しみ(子供の頃、赤川次郎氏にハマっていたときと同じだ)。特に探偵役の人物(今シリーズの場合は鷹知ではなく真鍋の方)の思考回路そのもの(≒森氏の思考回路?)が結構好きだ。


「この頃、話題になっている、電車の切り裂き魔なんだけれど―」30代の女性が満員の車内で、ナイフのようなもので襲われる事件が連続する。“探偵”鷹知祐一朗と小川令子は被害者が同じクリニックに通っている事実をつきとめるが、その矢先、新たな切り裂き魔事件が発生し、さらには殺人事件へと―。犯行の異常な動機が浮かび上がるとき、明らかになるものとは…。Xシリーズ第2弾。
(「BOOK」データベースより)


 今回はミステリ読者としては低級な僕にも、わりとすんなりと理解できた。ミステリとして驚きはないけど納得はできる。しかし、ミステリとは言えんかな・・・狭義においては。

 また最後の方では第1弾に続き、西之園萌絵が登場。この作品の舞台は那古屋(名古屋じゃない)ではなく東京で、萌絵はW大学で勤務(助手?助教授? ― 今は准教授か ― 教授?じゃないよな、いくらなんでも)しており、中断しているGシリーズよりも時系列的には後の話らしい(第1弾で気付けよ)。

 この後、2008年1月にXシリーズ第3弾『タカイ×タカイ』が出て、それからGシリーズに戻るらしいが、Xシリーズは6作、Gシリーズは12作の予定ということだから、またリンクしてくるんだろうな。でないと、わざわざ同時並行で書く理由が分からない。

 となると、Xシリーズにもいずれ真賀田四季が絡んでくるのか?

 ・・・森作品をフォローし続けている人でないと全く理解できない話で、すんません。

イナイ×イナイ


 次は、『水滸伝・十二 炳乎の章』(北方謙三・著/集英社文庫)。
posted by ふくちゃん at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ
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