2007年09月23日

カラマーゾフの兄弟4&5


カラマーゾフの兄弟 4
著者名:ドストエフスキー(著)
     亀山郁夫(訳)
出版社:光文社
出版年:2007.07
ISBN :9784334751326


 古典としては異例の売れ行きを記録中の『カラ兄』シリーズ。4巻、そして一気に最終5巻を読了。

 といっても、5巻は短いエピローグだけ。

 しかし、4巻は、いやあもう、歯応えのある大長編で、またまた読み終わるのに時間がかかってしまった。どんなに長くてもスラスラサクサク読める現代小説とはエライ違いである。いや、そもそもほとんどが会話や独白(鬼気迫る饒舌!)中心の作品だし、優れた訳業のおかげもあってガンガン読めるのだが、密度が濃すぎるので(笑)、どうしても時間がかかるのだ。

 で、全部読み終わって振り返ってみるに、ここに描かれんとしたことを十全に理解したという自信は全くない。だが、理解できる範囲は限られてはいても、この異様な迫力と熱さは凄い。表面的な壊れ方なら、もっと過激な人物やシーンが登場する作品はいくらでもあるだろうけど、内実のレベルが違う。


11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か。
(第4巻 「BOOK」データベースより)

 ・・・『カラ兄』ってミステリでもあったんやね!

「エピローグ」では、主人公たちのその後が描かれる。彼らそれぞれに、どんな未来が待ち受けているのか…。訳者・亀山郁夫が渾身の力で描いた「ドストエフスキーの生涯」と「解題」は、この至高の名作を味わうための傑出したすばらしいガイド=指針となるにちがいない。
(第5巻 「BOOK」データベースより)

 ・・・5巻の詳しい解説は読書の大きな助けになる。これを踏まえてアタマから再読すれば、より作品を楽しみ、理解することができるだろう。


カラマーゾフの兄弟1
カラマーゾフの兄弟2
カラマーゾフの兄弟3


 でも、読みたい本が目白押しで先を急ぐので、次は『キラレ×キラレ』(森博嗣・著/講談社ノベルズ)。
posted by ふくちゃん at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 古典的名作
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