花芒ノ海 著者名:佐伯泰英(著)
出版社:双葉社
出版年:2002.10
ISBN :9784575661347
また2冊続けて読んでしまった・・・。
1冊読んだら、購入済みの『カラマーゾフの兄弟』の4巻&5巻に突入するつもりが、たまたま昼休みに『花芒ノ海』をほぼ読み終わって、帰りの電車で読む本が無くなったのと、もうしばらくこの世界に浸りたい気持ちで、会社帰りに『雪華ノ里』を買ってしまった。
ドラマ放映をきっかけに読み出して、ハマる山本耕史(磐音役)ファンの女性も増えているそうだ。
第1巻で磐音と親友たち、そして許婚の奈緒を不幸のどん底に追い遣った事件は、やはり偶然ではなく、磐音たちの藩政改革を潰すために国家老・宍戸一派が仕組んだことだった。で、第3巻『花芒の海』では、江戸の知己たちの手を借りて宍戸一派の不正と陰謀を暴き、改革派の藩士たちと共に国許に戻って、宍戸派を権力の座から除くまでの磐音の活躍を描く。
第4巻『雪華ノ里』では、磐音が国許に戻る前に、病に斃れた父親の治療代を工面するために女衒に身を売り、長崎の遊郭に連れた行かれたという奈緒を追いかける。しかし、長崎から小倉、赤間関(下関)、京都、金沢と『転売』されていく奈緒とは、いつも一足違いで会えない(このあたり出来すぎと思いつつも磐音が不憫に思えてくる)。
途中様々な事件に巻き込まれつつ、奈緒の足跡を追って江戸へ舞い戻る磐音。しかし、転売される度に奈緒の「値段」は吊り上り、ついに江戸の吉原では一千両。もとより藩に戻るつもりのない貧乏浪人の磐音には、身請けできるような金額ではない。
「奈緒どのがこの吉原で生き抜こうというのなら、(中略)里の外からその身を案じて見守ります。ですが、奈緒どのが吉原からいつの日か抜け出たいと申すなら、それがし、なんとしてもその金子を作りたいと思うております。(後略)」
あらすじだけ取り出すと重いが、そこはそれ、磐音のキャラのおかげでわりに軽妙に読める。小藩とはいえ元は中老職の嫡男である磐音の育ちの良さ(?)からくる丁寧な物腰 ― 長屋暮らしの“師匠”幸吉少年、大家の金兵衛、鰻屋の宮戸川(ここが貴重な定職の場)の親方など普通の町民はもちろん、博徒であれ、敵であれ、どんな相手に対しても ― が、時に爽やかで、時に巧まざるユーモアを醸し出すから。
飯を食っているときは、誰の話も耳に入らず、何も見ず、ただ食べる幸せだけに集中しているのも笑える。今回はこれに関して、『花芒ノ海』で思わず吹き出す絶妙のシーンがあった。電車の中なので、傍から見ると気持ち悪かったろう・・・。
居眠り磐音 江戸双紙 陽炎ノ辻/寒雷ノ坂
で、昨日から『カラマーゾフの兄弟4』(ドストエフスキー・著/光文社古典文庫)を読み始めたところ。


やんさんのブログにリンクさせて貰ってる
ものです。
私も書物と言うか活字が大好きで、物心ついた
ころからず〜〜〜っと本ばかり読んでます。
主に時代小説、推理小説、警察小説、が好きですがジャンルは問いません。
最近ブログをはじめたばかりです。
ふくちゃんさんの幅広いジャンルカテゴリーを
拝見して感服しました。
またちょくちょく寄らせて頂きます。
ブログはオットと二人でカテゴリーを分けて
綴っているので分かりづらいと思いますが・・・
コメントありがとうございます。
もっともっと幅広く読みたいのですが、如何せん時間が・・・。
こちらこそお邪魔させて頂きます。
私なんか、主婦だから時間が有り余っていそう
なのですが、独身時代と違って逆に書籍に費やす費用がなくなってしまいなかなか欲しい本が
買えません。
田舎なので図書館も全然充実してなくて・・・
それでも本は大好きです。
最近は文庫本といえども高いので、困りますね・・・。僕も近所の図書館は小さいです。それに借りて返す手間が面倒で・・・(ズボラなだけですが)。