2007年08月28日

フィンガーボウルの話のつづき


フィンガーボウルの話のつづき
著者名:吉田篤弘(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.07
ISBN :9784101324517


 僕の好きなクラフト・エヴィング商會の吉田篤弘氏の連作?短編集。

 例によって少し奇妙で、ほんわかで、お洒落。

 例によって作品同士が微妙にリンクしたり、入れ子構造になったり。


「世界の果てにある食堂」を舞台にした物語を書きあぐねる吉田君は、奇妙な連作小説を予告して消息不明となった謎の作家=ジュールズ・バーンを知る。「物語」の入り口を探し求める吉田君がいつしか迷い込んでいたのは、バーンが企んだ連作の世界なのか―。ビートルズの“ホワイト・アルバム”を軸にしてシンクロする過去と現在。16+1の短篇のリンクが「物語」の不思議を奏でる。
(「BOOK」データベースより)


 何の主張もない、押し付けがましいところもない。日向ぼっこしているような、ソファの上でまどろんでいるような、そんな心持ちになってくる。

 宝石箱のような本。

 ・・・ま、退屈する人もいるだろうけど。


 次は『水滸伝・十一 天地の章』(北方謙三・著/集英社文庫)。
posted by ふくちゃん at 22:32| Comment(0) | TrackBack(1) | ファンタジー・幻想文学
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吉田篤弘【フィンガーボウルの話のつづき】
Excerpt: 私にとっては究極の「おいしい空気本」。とにかく本書ではストーリーよりも空気を味わいたい。そんな短いお話がいっぱい詰まってる。読み終えてしまうのが惜しい気がした。...
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Tracked: 2007-08-29 10:36