星月夜の夢がたり 著者名:光原百合(著)
鯰江光二(画)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.07
ISBN :9784167717346
これはこれは、とってもとっても素敵な絵本。
少し不思議だったり、切なかったり、優しかったりするメルヘン・ショート・ショート32篇。
光原百合氏=ミステリ作家(『時計を忘れて森へ行こう』は大好きだ)のイメージだが、こういう作品も書くんだなぁ・・・。というか、作家を志した原点がメルヘンとの出会いだったそう。
鯰江光二氏のカラーイラストも誠にもって美しい。
32の作品タイトルを並べるだけでも読みたくなるの人も多いのでは・・・?
星夜の章
春ガキタ/塀の向こう/カエルに変身した体験、及びそれに基づいた対策/暗い淵/地上三メートルの虹/ぬらりひょんのひみつ/三枚のお札異聞/いつもの二人/もういいかい/絵姿女房その後/遙かな約束
月夜の章
海から来るモクリコクリ/鏡の中の旅立ち/萩の原幻想/かぐや姫の憂い/赤い花白い花/チェンジ/エンゲージリング/無言のメッセージ/お天気雨/隠れんぼ/天馬の涙
夢夜の章
ある似顔絵描きのこと/真説耳なし芳一/大岡裁き/いなくなったあたし/トライアングル/天の羽衣補遺/大食いのこたつ/目覚めの時/アシスタント・サンタ/遙か彼方、星の生まれるところ
『遙か彼方、星の生まれるところ』の“視覚的”な美しさ ― イラストではなく文章の ― が、特にお気に入り。ほっとする一冊だな。
次は何を買うか散々迷った挙句、『DIVE!!』(森絵都・著/角川文庫)に決定。

