幻詩狩り 著者名:川又千秋(著)
出版社:東京創元社
出版年:2007.05
ISBN :9784488726010
親本は1984年の発刊。しかし、古さを全く感じさせない。
無名の青年が書き上げた不可思議な詩が持つ驚異の力。読む者を幻惑し、時間と空間を超越させ、この世への執着を奪い、精神を破壊する、強力な麻薬のような、いや、それ以上に危険な詩・・・。
作品として成功させるには、もの凄い力業を必要とする意欲的な設定だと思う。
1948年。戦後のパリで、シュルレアリスムの巨星アンドレ・ブルトンが再会を約した、名もない若き天才。彼の創りだす詩は麻薬にも似て、人間を異界に導く途方もない力をそなえていた…。時を経て、その詩が昭和末期の日本で翻訳される。そして、ひとりまたひとりと、読む者たちは詩に冒されていく。言葉の持つ魔力を描いて読者を翻弄する、川又言語SFの粋。日本SF大賞受賞。
(「BOOK」データベースより)
・・・で、成功しているか?と聞かれると、頑張りと志は認めるけど、やはりハードルが高すぎた、という印象。
登場する詩にそこまでの魔力があるとは実感できないし。
ま、本当に魔力を感じられるような詩だったら、ヤバイわけだが・・・。
次は、『水の伝説』(たつみや章・著/講談社文庫)。

