闇の守り人 著者名:上橋菜穂子(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.06
ISBN :9784101302737
『守り人』シリーズの第1作『精霊の守り人』も面白かったけど、これはさらに良かった。優れたファンタジーには「よくこういう設定を考えるなぁ」と感心するのが常だが、あとがきを読む限りでは、頭の中でこねくり回して書いたのではなく、自然に湧き上がるものを書きとめたに過ぎないみたいだ。
いわば“シャーマン”、“憑依”状態といったところか。
そんなことホントにあるんだろうか・・・といつも思う。でも、村上春樹氏も度々そうなるみたいだし、生まれるべくして生まれる物語とはそんなものなのかも。
ストーリーをちゃんと紹介したいが、背景説明も含めてかなり長くなりそうだし、それなら実際に読んでもらう方が早いし・・・。1作目を読んでおくのは必須としても、予備知識なしで読む方が良いと思う ― どんな本でもそうかも知れないが ― 特にこの作品は。
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは―。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。
(「BOOK」データベースより)
・・・という文庫本ウラの説明文から想像するより、ずっと読み応えがあるよ。
ぜひ!
精霊の守り人
次は、『卵の緒』(瀬尾まいこ・著/新潮文庫)。

