水滸伝 7 著者名:北方謙三(著)
出版社:集英社
出版年:2007.04
ISBN :9784087461442
北方水滸伝の第7巻。
先が気になって気になって、これまた1日で読み終わった。
聞煥章(ぶんかんしょう)の登場によって、更に強力になった宋国のウラの支配組織・青蓮寺。惰眠を貪っていたオモテの組織=官軍さえも大量かつ迅速に動かす体制を整えつつ、宋江と従者の計5人を大軍で包囲。
ところが、宋江たちはこれを知略で凌ぎ切る。物語だから・・・って、それを言っちゃあオシマイ。どんな時でも泰然自若とした宋江。それぞれの優れた能力や武術を活かして彼を守り抜く武松(ぶしょう)、李逵(りき)、陶宗旺(とうそうおう)、欧鵬(おうほう)の天晴れな闘い振り。
そして、ようやく救援に駆けつけた雷横(らいおう)と朱仝(しゅどう)の軍、林冲(りんちゅう)の騎馬隊、ゲリラ戦部隊の飛竜軍。
武松や李逵が死なずに済んだのは良かったが、○○が命を落とす。ここまで際立った活躍の無かったキャラだから、正直それほど思い入れのある存在でもなく、受ける衝撃は△△(マメリさんに配慮してまだ伏せ字)の死ほど大きくはないのだが、この鮮やかな散り際。「漢(おとこ)」だねぇ。
虎口を逃れた宋江は、ついに梁山泊に入った。
また、魯達の謀(はかりごと)により、新たに宋の有能な(それゆえ中央からは疎まれている)地方軍の将軍や将校が梁山泊の仲間に加わりそうである。魯達と彼等の腹の探り合いが面白い。腹の探り合いといっても、その「駆け引き」は爽やかですらある。
一方、青蓮寺の聞煥章と李富は、梁山泊陣営(梁山泊・双頭山・二竜山・清風山・桃花山)の中心地=要衝ともいえる位置にある3つの荘(大きな村)に2万5千人の兵を埋伏させ、梁山泊本隊を壊滅させるべく罠を張る。
青蓮寺+官軍と梁山泊の智謀の限りを尽くした新たな戦が次巻は見られそうである。
待ち遠しいなぁ〜。
水滸伝・一 曙光の章
水滸伝・二 替天の章
水滸伝・三 輪舞の章
水滸伝・四 道蛇の章
水滸伝・五 玄武の章
水滸伝・六 風塵の章
次は『精霊の守り人』(上橋菜穂子・著/新潮文庫)。


やばい、花栄が死んじゃったらどうしようとか、呉用、やられるなよー!とか思いながら…明日は6巻に手が伸びそうです。
戦争モノだから、登場人物が死ぬのは仕方がないけど。もうそのキャラクタが登場しないのは寂しいですね。
そう思わせるのは、北方氏の筆力のなせる業ですね。
林冲登場シーンでは顔がにやけて大変でした(笑)彼には長生きして欲しいと思うんですけど…ちょっとやばそうですね…。
林冲は第8巻も縦横無尽の活躍ぶり。
でも、8巻ではきっと最後の方の○○の登場にニヤケますよ。
僕はニヤケました(笑)。