ラギッド・ガール 著者名:飛浩隆(著)
出版社:早川書房
出版年:2006.10
ISBN :9784152087676
『グラン・ヴァカンス』に続く『廃園の天使』シリーズ第2弾。
『グラン〜』を文庫本で読んで、あまりに面白かったので、今回は文庫化を待ちきれずに、単行本を即購入(ついでに『グラン〜』も単行本で買い直し!)。で、自宅でちびりちびり、もったいつけて読んでいたのだが。
いやあ、面白かったぁぁ!堪能した♪
前作は長編。今作は短編集。
画期的な仮想リゾート<数値海岸(コスタ・デル・ヌメロ)>の開発過程が明らかにされる表題作『ラギッド・ガール』、その続編と言ってもよいであろう『クローゼット』。いずれも仮想リゾート内ではなく、現実世界(物理世界)が主要舞台となる作品だが、仮想と現実の境界の危うさに目眩に襲われそう・・・。冗談抜きにクラクラするような、得難い読書体験。快感だった!
そして、<ゲスト>である人間が一切<数値海岸>を訪れなくなる<大途絶(グランド・ダウン)>が、なぜ、どのようにして起こったのかを現実の側と仮想の側から交互に描く『魔術師』。これもまた、不思議な感覚に囚われる作品である。
映画の『マトリックス』シリーズの1作目を思い起こすな。話は全然違うけど。
それから、<大途絶>後、間もない時期の<夏の区界>を描く前作の前日譚『夏の硝視体(グラス・アイ)』、<夏の区界>を滅亡に追い込んだ強大なAI(人工知能体)<ランゴーニ>の誕生を描く『蜘蛛(ちちゅう)の王』。この2作は仮想世界内のお話。
前作で提示された謎の多くは今作で解明されたが、肝心の謎は残った。
なぜ、前作において、<ランゴーニ>は<夏の区界>を破壊せねばならなかったのか?やはり前作で、ランゴーニをその目的をより強大な敵<天使>との戦いのためだと語ったが、<天使>とはそもそもどんな存在なのか?それは、今作で登場した謎の存在<非の鳥>(“火”ではない)とどう関係するのか?
その全貌は、シリーズ最終作となる『空の園丁(仮)』で明らかにされるだろう。
めくるめく飛浩隆氏の創造力。今から楽しみだ。首を長くして待っているぞ!なるべく早い出版を宜しく頼みたい!
で、次の記事こそ『ほたる館物語2』ということで。


すごい!あまりのタイミングにビックリ!
ちょうど、『グラン・ヴァカンス』、読もうとしてたところでした♪
「SFが読みたい!」で本年度の1位に選ばれたという『ラギッド・ガール』を買って読もうとしたところ、ふと見ると2作目とあって愕然。急いで1作目を買いに行った次第です。
そっか。面白いんですねw
読むのが楽しみです〜♪
って、あんまり期待を煽ると逆効果かもしれませんねw。
SFって、僕のような文系人間には理解しがたいところもあるけど、もっと読まれていいジャンルだよな・・・などと最近よく思うのです。
もうなんだよぉ、ブックスゴロー!
出版会社を確認したので 休みに買いに行きます。
因みにちょっと前に読んだ雫井脩介が面白かったです
お読みになった感想をまたお聞かせ下さいねぇ!
雫井脩介さん、名前は知っていますが、まだ読んだことはありません。いずれ・・・。
この本、2冊買っちゃいました…。
『グラン〜』を読み終わって、ラギッド・ガールの文庫化待てないわ。と早速買ってきたんですけど、家に帰って本棚に並べようとしたらすでに並んでました…。そうだった、私持ってたんだった…。
興奮のあまり、忘れてたみたいです(T_T)
我を忘れる面白さだったんです。きっと♪