天使が開けた密室 著者名:谷原秋桜子(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.12
ISBN :9784488466015
行方不明の父親を捜すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。そのバイト先で高額の借金を負うハメになり困惑していたところ、「寝ているだけで一晩五千円」というバイトが舞い込んだ。喜び勇んで引き受けたら殺人事件に巻き込まれて…。怖がりだけど、一途で健気な美波が奮闘する、ライトな本格ミステリ。期待のシリーズ第一弾!短編「たった、二十九分の誘拐」も収録。
(「BOOK」データベースより)
これも復刊モノ。
親本は富士見ミステリー文庫から2001年に刊行された『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』。
富士見ミステリー文庫。
・・・読んだこと無い。ラノベ系のようだが。
「激アルバイター」というネーミングをカットしたのは、さすが創元推理文庫。自らのイメージに合わないということか。ならば賢明な判断。元のタイトルのままだったら、少なくとも僕は絶対手に取らなかっただろう。
しかし、それにしても表紙が少女趣味過ぎるなぁ。最近こういうカワイイ表紙の本が増えたきたが、ええ年こいたオッサンがレジに持っていくには少々気恥ずかしいのだった。
内容は、女子高に通う気弱でちょっとドジな美波を主人公に、さすがラノベ系というべきかキャラの立った同級生2人(おっとり浮世離れの超お嬢様とチャキチャキの江戸弁でボーイッシュな美形)を賑やかし(?)に、憎たらしいけど心惹かれるお隣の大学生を名探偵に配したライトミステリ。
犯人はわりと簡単に想像ついちゃう。
著者の谷原秋桜子さんは、同じく2001年に続編を出した後、活動休止状態だったよう。目下、その続編たる『龍の館の秘密』(創元推理文庫)を読破中。今年は第3弾として『砂の城の殺人』が刊行されるそうな。
肩の凝らないミステリを読みたいときには、ピッタリかな。

