九十九十九 著者名:舞城王太郎(著)
出版社:講談社
出版年:2007.01
ISBN :4062756242
『九十九十九』 ・・・ ツクモジュウク。
名探偵の名前である。
九十九十九を始め、ミステリ作家・清涼院流水氏の作品(←読んだこと無い)のキャラクタが登場する舞城王太郎の作品。
他の作家の登場人物を使って作品を書くなんて、さすがは舞城王太郎!
目次を見ると、第一話→第二話→第三話→第五話→第四話→第七話→第六話の順で話が並んでいる。もちろん、誤植ではない。また、第三話まで読んだところで、第四話へ飛んで、第五話に戻る、という読み方も必要ない。
なんだコレは?さすがは舞城王太郎!
で、読み始める。
第一話は第二話に含まれ、第二話は第三話に含まれ・・・と入れ子式に話が進む。
・・・が、しかし。
楽しく読めたのは、第三話ぐらいまで。
話はタイムスリップやらパラレルワールドやら、「見立て」やら、「アナグラム」やらで、どんどん複雑怪奇に錯綜してきて、僕の非論理的な脳みそでは付いていけないのだった・・・。
何なん?
疲れた。
『煙か土か食い物』、『世界は密室でできている』、『熊の場所』(以上講談社文庫)、『阿修羅ガール』(新潮文庫)と、文庫化された舞城作品はどれも読んでいて、この人のスピード感のある文体や会話、グロいところもあるけど同時にソコハカトナク漂うオカシサが結構好きなのだが。
『九十九十九』で感心したのは使用する擬音のセンス。
例えば。
ジョワリシイインという音をたてて刀が抜かれると・・・
ムゥティアアアアアアアアン!電動ノコギリが・・・
「ゥラウフラフ!ラウフ!」また犬の声が聞こえる。
とか。
『シンセミア』『九十九十九』とグロい描写のある小説を続けざまによんだので、ほっと和みたくて次は『夜に猫が身をひそめるところ Think ミルリトン探偵局シリーズ・1』(吉田音・著/ちくま文庫)を読む。


舞城王太郎さんは読んでみたいなぁと思いつつ、なぜか手が出ないままここまで来てしまいました…。
でも懐かしい「九十九十九」(清涼院流水さんの作品はいくつか読んだので)という名前に反応して、読んでみようかな?って思ってたんですけど…舞城王太郎さん初心者にこの本は難解っぽいですね(^_^;)
さすがメフィスト賞出身作家さん…というべきなんでしょうか…。
18日の記事になりますけど、私も『シンセミア』1巻読みました。
あの表紙の爽やかさと、中身の重さのギャップに驚いちゃいました…。こっちもなかなか2巻に手が伸びないんですよね〜(>_
コメントありがとうざいます。
いきなりの『九十九十九』はオススメできません(笑)。長いですし。
『煙か土か食い物』、『世界は密室でできている』、『熊の場所』、『阿修羅ガール』はどれも短いし、比較的読みやすいですよ♪