水滸伝 3 著者名:北方謙三(著)
出版社:集英社
出版年:2006.12
ISBN :4087461033
謹賀新年!
そうそう、書き忘れていたのだが、先日読んだ『となり町戦争』も『アヒルと鴨とコインロッカー』も映画化されるそうだ。『となり町戦争』は作りようによっては、原作より面白くなると思う。『アヒルと〜』は、あの騙し方は小説だからできるのであって、映画では同じ方法は不可能だと思うが、その一番キモとなる部分をどう処理するのだろうか?
他に観たい映画が無かったら、観にいってみよう。
では、年末年始に読んだ本その1ということで、『水滸伝・三』。
第2巻で宰相への莫大な賄賂を運搬する際の護衛を命じられ、宋という国のあり方に疑問を持っていた地方軍の優秀な将校・楊志(ようし)が、梁山泊メンバーの策により、二竜山の叛徒の頭目となり、知らず知らずのうちに梁山泊の勢力に合流していく様や、同じく梁山泊に連なる叛徒の拠点のひとつ少華山の頭目・史進(ししん)が、並外れた武勇を誇りながら、その若さゆえに抱く心の弱さなどが描かれる。
しかし、なんと言っても読みどころは、梁山泊の中に組織されたゲリラ軍「致死軍」と、腐敗した宋という国を裏側で支える影の組織「青蓮寺」の暗闘である。
この青蓮寺にもゲリラ戦を得意とする「闇軍」があって、その能力の一端はこの巻で明らかにされるのだが、いずれ「致死軍」との激突もあるのだろうか?
ドキドキ。
それはともかく、これまでは単なる悪の巣窟かと思っていた青蓮寺が、実は彼らなりに国の現状を憂い、国を変えようとしていることも描かれる。彼らの志向するところは、梁山泊のように今ある国を破壊するのではなく、あくまで体制内改革でしかないのだが、それは今国を潰したら近隣の国に蹂躙されてしまうという危機感があるからだ。しかも、自分達がオモテの権力者になろうという気は無く、ただただ裏から支えつつ、少しずつ国を変えようというのが彼らなりの「志」である。
単なる勧善懲悪の構図でないのがいい。
晁蓋(ちょうがい)と並ぶ、梁山泊のもうひとりのリーダーでありながら、国の役人という仮面を被り続けていた宋江(そうこう)も、いよいよその仮面を脱ぎ捨てて出奔、これから全国行脚に出る。
梁山泊と青蓮寺。2つの志の本格的な衝突はこれから。益々楽しみである。
水滸伝・一 曙光の章
水滸伝・二 替天の章
年末年始に読んだ本その2は、『のだめカンンタービレ♯1〜♯3』(二ノ宮知子・著/講談社コミックス)。これはまた明日にでも。


早々にご挨拶ありがとうございました。
今年もたくさん素敵な本を紹介してくださいね。いろいろと本選びの参考にさせていただきます♪
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。
今年も面白い本や映画に出会いたいですね!
宜しくお願い致します。
やばいです。すっごく楽しいです…。
ドキドキしまくりでした。
このままの勢いで7巻まで読んじゃって良いのか…今日も本屋さんで悩んできました(>_<)
明日は4巻を読むつもりなんですけど、そしたらあっという間に新刊の7巻に到達しちゃう。毎月1冊なんて…待ち遠しい!やきもきしそうで…。
もう4巻ですか。
もう止められませんよ(笑)。
一気に行っちゃって下さい。
そういう僕は、早く7巻を読みたいと思いつつ、積読を消化中。
自分で自分を焦らしております。