2008年10月30日

浜町河岸の生き神様 縮尻鏡三郎


浜町河岸の生き神様
著者名:佐藤雅美(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.10
ISBN :9784167627157


 前作『首を斬られにきたの御番所 縮尻鏡三郎』の記事では、こう書いた。

“人気のある時代小説(あるいは時代小説作家)って、人物造型・人物描写、風景描写・情景描写が本当に上手い。だが、どうもこの人の作品は、そこんとこが弱い気がする。文章も硬いというか艶がない。”

“『縮尻鏡三郎』シリーズは、どの人物ももひとつキャラが立っていないので、感情移入しにくいんだな。”


・内容
「一番札をお持ちの方」佐吉の声で拝郷鏡三郎の一日の仕事が始まる。元は勘定方だった鏡三郎は、政争に巻き込まれていわゆる縮尻御家人となり、いまや八丁堀近くの「大番屋」の元締。欲と欲とが突っ張り合う金公事から、夫婦の揉め事、心中死体の後始末までよろず相談事が持ち込まれる。人気シリーズ第三弾!
(「BOOK」データベースより)


 でも、今回読んでみて、北原氏や宇江佐氏のような情感、北方氏や高橋(克彦)氏のような熱情、藤沢氏や池波氏のような滋味こそないが、“あっさり感”こそが持ち味なんだなと、思い直した。

 情緒に流れる時代小説はどうも・・・という人向き。


 次は久々に単行本買いで、『ロードムービー』(辻村深月・著/講談社)。
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2008年10月26日

灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6


灰色のピーターパン
著者名:石田衣良(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.10
ISBN :9784167174132


 シリーズ第6巻もサクサクっと、あっという間の軽い読書。楽しませてもらった。

・内容
池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。“まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。
(「BOOK」データベースより)

 しかし、今の池袋(とか新宿とか渋谷とか)の風俗(アッチの意味じゃなくて、本来の意味で)って、ホントにこんなもん?

 リアル? or ファンタジー?

 ま、やっぱファンタジーだろな。もし、石田氏が面を割らないでいてくれたら、リアルな作品だと思って読んでたかもしれんが。

 これで今の若者(ああ、こんな言葉を使う日が来るとは!)を知ったつもりになったら、当の若者にはバカにされそうである。

 で、このシリーズではちゃんと四季が訪れて、登場人物たちは少しずつ年を重ねて行く。いったいコイツらは、いつまでガキのままで居られるんだろうか?

 いつか、30代やら40代やらになったマコト、タカシ、サルの姿も読んでみたい気がする。


 次は『浜町河岸の生き神様 縮尻鏡三郎』(佐藤雅美・著/文春文庫)。
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2008年10月25日

三国志 第二巻


三国志 第2巻
著者名:宮城谷昌光(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.10
ISBN :9784167259228


 ようやく曹操、劉備、孫堅が登場(孫権はまだ)。まあ、まだ脇役という雰囲気だが・・・。


・内容
徳政を目指した順帝も急逝し、後漢王朝は外戚と宦官による腐敗を深めてゆく。そのような永寿元年(西暦155年)に、曹操は生まれた。続いて孫堅・劉備が。30年後、宗教組織・太平道の信者を核に36万人が黄巾の叛乱に応じた時、曹操と孫堅は討伐軍に参加、劉備は学問を諦めて無類集団の中心となっていた。
(「BOOK」データベースより)


 第一巻といい、第二巻といい・・・。

 これでもか、これでもか、と繰り返される王朝の愚かなる歴史。

 暗愚な皇帝(順帝を除く)。

 私利私欲に走り、己が栄華のために皇帝を取り込むべく対立する、宦官(去勢された側近)と外戚(皇后の親族)。

 真の賢臣・忠臣は、正しいがゆえに駆逐・誅殺され、民の苦しみは省みられない。

 絶対的な権力というものが如何に人を腐敗させるか・・・人は替わっても犯す過ちはいつも同じ。

 にしても、やたら大勢の人が登場するが、どれもこれも書き割りみたいで、血肉が感じられない。だから、頭の中にスッと染み入ってこない。まあ、ここまでは仕方がないか。

 董卓も出てきたし、次からは曹操・呂布・袁紹・袁術・孫堅・孫索・孫権・・・多くの武将たちを宮城谷氏がどう描くか、楽しめるだろうか?

 ところで、映画『レッドクリフ』効果であろう、吉川英治版三国志も新装刊でずらりと書店に登場。でも、立ち読みした感じでは、あんまり好みに合いそうにない・・・。


 次は、『灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6』(石田衣良・著/文春文庫)。
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2008年10月20日

三国志 第一巻


三国志 第1巻
著者名:宮城谷昌光(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.10
ISBN :9784167259211


 宮城谷氏の中国歴史小説はあらかた読破している。特に中国古代王朝(夏・商=殷)を扱った初期の小説群『天空の舟』『沈黙の王』『王家の風日』には、こんな豊穣な世界があったのかと感激した。『孟夏の太陽』『重耳』もお気に入りである。

 だが、近年の作品は、いささか退屈というのが正直なところ。


・内容
建武元年(西暦25年)に始まる後漢王朝では、幼帝が続き、宮中は皇太后の外戚と宦官の勢力争いに明け暮れていた。正義の声は圧殺され、異民族の侵入が頻発し、地震や天候不順が続く。六代目の帝に皇子が生まれた時、守り役に一人の幼い宦官がついた。その名は曹騰。後に八代目順帝の右腕となった彼こそ、曹操の祖父である。
(「BOOK」データベースより)


 さて、宮城谷三国志の第一巻。曹操も劉備も孫権も出てこない。導入部としての後漢王朝の歴史が語られるのみである。

 宮城谷氏の作品の特徴は、登場人物・事象(エピソード)の背景、さらには言葉(字義)の背景まで丁寧に解説してくれること。一種の教養小説である。ただ、それゆえに展開が遅い。

 ダイナミックな北方三国志とは対極である。人間の生き様を語るという点では共通するのだが・・・。

 いまひとつの特徴としては、とにかく使う言葉や漢字が難しい。“白川静は涵蓄淵邃(かんちくえんすい)の人である。”と書かれても浅学非才の身にはほぼ意味不明である・・・トホホ。

 何というか、近年の宮城谷作品は、物語というより評伝や学術論文(とはオーバーだが)を読んでいるような気になることがある。初期の作品の方が物語と教養のバランスが良かったような・・・。

 ただ、読んでいると、こんな度量のある人達が古い時代にもいたのだ・・・という事実(?)に励まされもする。

 “天を怨まず、人を尤(とが)めず、下学(かがく)して上達す。我を知る者はそれ天か。”

 優れた人材であるがゆえに、悪逆非道の宰相により、盗賊が跋扈する乱れた州にばかり赴任させられる李固が呟く言葉である。下学とは、身近なものから学ぶという意味だそうだ。“李固にとって、中央で政治をおこなうのではなく、地方に出て行政にたずざわること”が「下学」である。“治めるのにむずかしいところの行政長官”に任命されることを天命と捉え、“けっきょく自分が何をおこない、どう生きたかを知ってくれるのは天しかない。”と、真っ直ぐに自らの力を発揮していくのである。

 仕事をするって、こうありたいものだ。

 ・・・ま、難しいんだけど(泣)。


 続いて『三国志 第二巻』。
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2008年10月15日

鍵穴ラビリンス


鍵穴ラビリンス
著者名:江坂遊(著)
出版社:講談社
出版年:2008.10
ISBN :9784061826175


 全国の江坂遊ファン(何人いる?)、あるいはショートショートファン(これは結構いるか?)の皆さん。江坂氏の貴重な新作本だ。

 ショートショートはかなりの作品が溜まらないと本にならない。しかも、バカ売れしない(星新一は例外)から、多分印刷数も少ないし、店頭から消えるのも早い。


・内容
ご存知ですか?物語は圧縮すると結晶になるのです。ここに収められたのは56の短い物語。一つ一つは小さく、だけど、それぞれがキラキラ輝いています。ほら、鍵穴からそっとのぞくと、そこには目もくらむラビリンスが!伝説のショートショート作家・星新一氏の遺志を継ぐ、稀代の異才・江坂遊の新作ノベルスついに登場。
(「BOOK」データベースより)


 星新一が認めた唯一の直弟子。星氏でさえ長編を書いたのに、江坂氏は完全ショートショート専業。

 星氏が生前述べたように、ショートショートはわりに合わない。原稿料は作品1本につきナンボではなく、原稿用紙の枚数に比例するからだ(それとも今は変わったのかな?)。短いからといって、ホイホイ書けるわけじゃないし。

 要は稼げないのだ。

 だのに、専業である。志の問題。感心する。

 今、約700編の作品があるらしい。星氏の1001編を超えるとしたら、この人しかいない。

 肝心の作品はどうか。

 星氏とはテイストは違うが(当たり前だ)、面白い。たまにわずか2行の作品もあり、その潔さに拍手。

 巻末に「あとがきにかえて」変な文章(笑)が載っている。星氏との関わり、師弟の心の繋がりが垣間見えて微笑ましい。

 江坂氏のお子さんの名前は2人と星子(せいこ)と新(あらた)というそうな。

 しかし、全く気付いていなかったが、2月にも講談社ノベルズから『ひねくれアイテム』という新刊が出てたんだね。

 さっきAmazonで注文したけど、新刊在庫は僕が注文したものを含めて2冊だって。

 星ファンの皆さん、正統ショートショートが絶滅しないよう、江坂氏の作品を読もう!


 次は『三国志 第一巻』(宮城谷昌光・著/文春文庫)。
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2008年10月13日

ポーの話


ポーの話
著者名:いしいしんじ(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.09
ISBN :9784101069289


 街を東西に分かつ大きな泥の川。太古から岸辺に住み、うなぎ捕りを生業にする不特定多数の逞しい「うなぎ女」たち。

 ある日、彼女たちの1人から生まれた元気な男の子「ポー」。

 “こぶりだが頑丈そうな頭。たまご型のぎょろ目に、たった今、なにかをこころに決めたような強いまなざし。骨ばった鼻のした、くちびるは真横に結ばれ、ぴくりとも動く様子がない。それらおとなびた面立ちのいっぽう、首をかしげ気味にし、ぷかぷかと川面に浮かぶその立ち姿には、あらゆる悪意から無防備な、おさな子そのものといった雰囲気があった。この世の憂いや苦しみに一度もさらされたことがないような、現実ばなれした子どもっぽさと、みずからの信念にあくまでも忠実な、がんこな男の顔とが同居している。”(p40)

 真っ黒な体躯と水掻きのついた手で、泥の川を何分間でも息継ぎ無しで縦横無尽に泳ぎまわる。「うなぎ女」たち全員を母として、愛情に包まれた日々。

 やがて、路面電車の運転士にして、独身・人妻問わず毎日違う女のベッドで寝る街一番のモテ男、その実はそれが盗みの下調べという希代の盗っ人「メリーゴーランド」と知り合い、自らも夜な夜な盗みを働くようになる(それが悪事だという認識はない)。盗んだ品物を故買屋に売ったお金で、新品の調理道具や仕事道具をうなぎ女たちに買ってやるのだ。

 しかし、なんだかモヤモヤする。それは「罪悪感」だと、メリーゴーランドの妹「ひまし油」は言う。ポーにはよく理解できないが、盗みは止めない。モヤモヤを解消する素敵な方法を見つけたから。

 ある夏、500年振りの豪雨がやって来る。川は氾濫し、街は破壊され、ポーは「天気売り」(コンパクトを覗いて天気予報をする。鏡の中が晴れなら明日も晴れ。でも、それは今日の天気だから当然よく外れる)と共に馴染んだ場所を離れ、下流に流される。

 「子ども」という名の猟犬と体の弱い孫と暮らす「犬じじ」の下での温かな日々。

 「埋め屋」(廃棄物処理屋)とレース鳩の飼育に情熱を注ぐ巨大なその女房に理不尽に虐げられる日々。

 やがて、ポーはひとり辿り着いた年寄りばかりの寂れた漁村(でもコレがとても魅力的な場所)で、世界に対する自分の“役割”を知ってゆく。

 楽しくて、やがてどこか寂しい不思議な物語。

 『崖の上のポニョ』より『ポーの話』だよな。よっぽど深い。これ、映画化したら傑作になるぞ。

 「わしらはな、死んだからだを、なにより大事に扱わなけりゃならねえ。この世の、どんなものよりいちばんにだ。わしは猟師だから、とりわけそう思うのかしれねえな。息をしなくなったからだはもう、それをもってたやつだけのものじゃない。わしらみんなのものさ。死んだからだをていねいに扱うとき、わしらの目それぞれが、死んだそいつの目になるんだ」

 「見えない世界に、まっすぐ向けられた目だ。生きたわしらに、その場所は決して見えねえ。けど、死んだ目を通して、そいつを感じとることならできる。そこがあると信じられるから、わしら猟師は、鳥やけものに鉄砲を向けることができるんだろう」

 By 犬じじ


 次は、『鍵穴ラビリンス』(江坂遊・著/講談社ノベルズ)。
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2008年10月08日

赤まんま 慶次郎縁側日記


赤まんま
著者名:北原亞以子(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.09
ISBN :9784101414225


 いい加減、このシリーズを語る言葉がない。

 マジで。


・内容
不治の病に逝った幼な馴染みの霊前で、誓いを立てた簪を独り見つめる材木問屋の心のうちも、容色盛んな若後家がなお胸に秘める亡くした夫との思い出も、秋風にひっそり揺れる赤まんまの花しか知らない。折檻、密通、盗癖だと町の騒ぎをはやす輩も、心のわるさに弄ばれ道を外した人々の苦い涙に気付かない。ゆえに仏の慶次郎は、苛む心の苦しみと忍ぶ心の悲しみに、今日も静かに耳をすます。
(「BOOK」データベースより)


 時代小説の連作短編では当代随一の上手さだと思う。

 まだ、読んだことのない人は損。

 時代小説に少しでも興味のある人は、必読のシリーズである。


 次は、また新潮文庫で『ポーの話』(いしいしんじ・著)。
posted by ふくちゃん at 21:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説

2008年10月05日

金春屋ゴメス


金春屋ゴメス
著者名:西條奈加(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.09
ISBN :9784101357713


 文庫本になるのを楽しみに待っていた本。


・内容
近未来の日本に、鎖国状態の「江戸国」が出現。競争率三百倍の難関を潜り抜け、入国を許可された大学二年生の辰次郎。身請け先は、身の丈六尺六寸、目方四十六貫、極悪非道、無慈悲で鳴らした「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった!ゴメスに致死率100%の流行病「鬼赤痢」の正体を突き止めることを命じられた辰次郎は―。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)


 月に人類が住む未来。リアル・セカンドライフというかテーマ・パークというか、ある実業家が老人向けに、巨費を投じて北関東に江戸を再現。その後、江戸の情緒や、江戸時代のままの自然と生活に憧れる老若男女たちが移り住み、拡大。やがて、独立を宣言して、日本の属領ながら、歴とした国家となった。

 元々、時代小説というものは、現代人の価値観を投影した現代小説であり、実際の江戸とは違う一種のファンタジーであるから、こういう設定があってもおかしくない。

 まさにコロタマ(コロンブスの卵)である。

 なかなか面白かった。

 ただ、1冊読み終えた感想としては、普通の時代小説として、つまり実際の江戸時代の江戸を舞台にして書いても良かったんじゃないか。

 江戸国の周囲が現代(←小説中では)日本であること、日本から入国して来たばかりの人間と長く江戸で暮らしている者の価値観の違い・・・なんかは十分に活かされているとは思えない。

 あと、ゴメスは、もっとハチャメチャなキャラを予想していたのだが、わりに普通だった(笑)。

 次作も読む予定。


 次は、『花まんま 慶次郎縁側日記』(北原亞以子・著/新潮文庫)
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2008年10月02日

心霊探偵八雲3 闇の先にある光


心霊探偵八雲 3
著者名:神永学(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.09
ISBN :9784043887033


 神の視点の登場人物の視点が混濁する人称の問題は、前巻に比べるとかなりマシになった。


・内容
八雲にまた新たな相談が持ち込まれた。なんでも、飛び降り自殺を延々と繰り返す、女性の幽霊が出るという。しぶしぶ調査を引き受ける八雲だったが、そんな八雲の前に“死者の魂が見える”という怪しげな霊媒師が現れる。なんとその男の両目は、燃えさかる炎のように、真っ赤に染まっていた!?敵か味方か、八雲と同じ能力を持つ謎の男の正体、そして事件の真相は!?驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第3弾。
(「BOOK」データベースより)


 しかしながら、ミステリとしては全く凡庸。というか、ミステリとして成立しているのか?

 ホラー、心霊モノとしては全くゾクゾク感がない。

 会話の遣り取りや、その間に挟まれる心情表現は、冗長。

 でも、青春小説としては、まあ良いのでは。

 普段はスカしていて口の悪い八雲。彼を慕いつつ、憎まれ口を叩いてしまう晴香。2人は大学生だから当然のこととして、八雲の協力を得て心霊事件(のような普通の事件)の捜査にあたる「未解決事件特別捜査室」(←もちろん閑職)の熱血ベテラン刑事・後藤、その下に配属された頼りない若手刑事・石田も青春してる。

 まっすぐ生きようとする彼らの物語に触れた読後感は、悪くない。

心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている
心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの


 次は『金春屋ゴメス』(西條奈加・著/新潮文庫)
posted by ふくちゃん at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ