食堂かたつむり 著者名:小川糸(著)
出版社:ポプラ社
出版年:2010.01
ISBN :9784591115015
単行本が出たときから気にしていた話題作。柴咲コウ主演で映画化。それなりに期待して読んだのだが。
・内容
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録。
(「BOOK」データベースより)
これは小説ではない。小説になりそこなった、ただの散文である。
これが20万部(だっけ?)も売れるとは・・・。
文章が下手過ぎる。
言葉・表現の無駄な重複が多い。文章を推敲をしているのであろうか?手なりで書いてそのままではないのか?文章を練りに練っていたら、まともな小説になっていたかもしれない。推敲を重ねてこの程度なら文才がない。いったい、編集者は何をしてる?
肝であるはずの料理や食事のシーンもさっぱりだ。読んでいても生唾が湧いてこない。たとえば、池波正太郎、宮部みゆき、北森鴻の各氏の作品を読んで勉強せよ!と言いたくなる。
終盤の豚のフルコースだけは圧巻。だが、所詮はただメニューを並べただけのことだ。
人物の描き方も全然足りない。
久々に「金返せ」と思える作品だが、もっと良くなる可能性もあった。残念だ。
映画は普通に作れば原作を越えるはず。
次は『でかい月だな』(水森サトリ・著/集英社文庫)。

