| 秀吉の枷 上 |
 | 著者名:加藤廣(著) 出版社:文藝春秋 出版年:2009.06 ISBN :9784167754037 |
| 秀吉の枷 中 |
 | 著者名:加藤廣(著) 出版社:文藝春秋 出版年:2009.06 ISBN :9784167754044 |
| 秀吉の枷 下 |
 | 著者名:加藤廣(著) 出版社:文藝春秋 出版年:2009.06 ISBN :9784167754051 |
話題作
『信長の棺』は、僕にとっては、それほど面白くは無かった。結局、どこかで聞いたことあるような話(勘違いかもしれないが)に思えたので。
だから、コレ買うのは迷った。でも、上巻を読んでみたら面白かったので、そのまま一気に読んだ。
・上巻内容
「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ」。死を目前にした軍師・竹中半兵衛は、病床で秀吉に4つの忠言と秘策を授けた。天正7年(1579)六月、蜂須賀小六、前野小右衛門ら播州から駆けつけた異能集団“山の民”を伴い、秀吉は密かに天下取りに動き出す。大ベストセラー『信長の棺』に続く本能寺3部作、第2弾。
(「BOOK」データベースより)
・中巻内容
「例の本能寺に通じる抜け穴を、本能寺の古井戸から至近距離で封鎖するのだ」。光秀の謀反を察知した秀吉は、前野将右衛門に命じた。その光秀を天王山に破り、秀吉は後継者争いのトップに躍り出る。やがて信長の遺児や嫡流を葬り去ると、信長の姪、茶々に触手を伸ばす。独裁者となった秀吉の心に広がる、消えることのない闇とは。
(「BOOK」データベースより)
・下巻内容
「わしは天子様から、跡継ぎのお子を頂戴する」。九州を制圧し、仇敵・家康を関八州に追いやり、さらには明遠征にまで乗り出す秀吉。豊臣家安泰のために、子作りと朝廷工作に励む秀吉を、絶望の底に陥れた“淀君の陰謀”とは一体何なのか。壮絶な後半生をあますことなく描いた、加藤版・秀吉一代記ついに完結。
(「BOOK」データベースより)
『信長の棺』は、この『秀吉の枷』の前段に過ぎない(と決め付ける)。
秀吉が元々は信長を心から尊崇しながら、徐々に齟齬を感じ、自分の方こそ天下を取るに相応しい器だと思うに至る過程。
本能寺の変を予測し、乗じるために手を打ち、変後に即応して天下を固める手管。
天下を取った後、なぜああも無残で、無茶苦茶で、好色な後半生を送るハメになったのか。
全て納得できる。
背後に淀君(茶々)の陰謀があったというのも面白い。そして、徳川家康のしたたかさも。
滑稽で哀れで憎めない、秀吉という人間の波乱万丈の人生。読み応えあり。
次は、『世界は村上春樹をどう読むか』(国際交流基金・企画/柴田元幸、沼野充義、藤井省三、四方田犬彦・編/文春文庫)。
posted by ふくちゃん at 21:49|
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