ハナシがはずむ! 著者名:田中啓文(著)
出版社:集英社
出版年:2010.02
ISBN :9784087465389
落語ミステリ、第3弾。
・内容
万年金欠状態の梅寿の個人事務所“プラムスター”に時代劇オーディションの話が舞い込んだ。一門をあげての参加の末に、合格したのは金髪トサカ頭の竜二。芝居の面白さにハマり込み、落語の修業も上の空。案じた梅寿は地方のボロ劇場に竜二を送り込むが、ここがまた曲者ばかりの芸人の巣。さらには東京vs大阪の襲名を賭けた世紀の対決が勃発して…。ますます快調!青春落語ミステリ第3弾。
(「BOOK」データベースより)
最初の巻こそ殺人事件もあったが、今ではすっかり日常の謎系が中心の連作集である。謎が小粒な上に、梅寿師匠の相変わらずの破滅的芸人ぶりとそれに振り回される梅駆=竜二のドタバタがおかしくて、ミステリの部分なんか、ほとんどどうでも良い(笑)。
相変わらずといえば、落語の東西の大師匠たちが密かに驚嘆するほどの才能の持ち主なのに、竜二は落語一筋に邁進・・・とは行かず、映画やら歌舞伎やら、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。
でも、おかげで退屈せんわ。
現実の世界でも、鶴瓶師匠も三枝師匠も、若い頃はただのタレントという感じで、落語家としては全然大したことなかったわなぁ。
・・・関係ないか、この小説に。
次は2冊読みの『居眠り磐音江戸双紙 万両ノ雪/朧夜ノ桜』(佐伯泰英・著/双葉文庫)。

